叱るのはなぜ?
とある理由があり「叱る依存がとまらない」(村仲直人 著)を見る。
以下、本書の紹介文章-------------------------
「叱る」には依存性があり、エスカレートしていく――その理由は、脳の「報酬系回路」にあった!児童虐待、体罰、DV、パワハラ、理不尽な校則、加熱するバッシング報道......。
人は「叱りたい」欲求とどう向き合えばいいのか?
●きつく叱られた経験がないと打たれ弱くなる
●理不尽を我慢することで忍耐強くなる
●苦しまないと、人は成長しない......そう思っている人は要注意。
「叱る」には効果がないってホント?
子ども、生徒、部下など、誰かを育てる立場にいる人は必読!
つい叱っては反省し、でもまた叱ってしまうと悩む、あなたへの処方箋。
本書の中で「叱る」はこう定義されています。相手にネガティブな感情(不安、恐怖、畏怖)を与えてものごとを伝える手段。また、ネガティブな感情を受けるかは相手次第なので、叱るも怒るも行為に境はない。相手のために叱る、といった表現がありますがそんなの幻想で自分でコントロールできないよってこと。
叱る行為や、叱る行為の無意味さが理詰めで説明されているので、私的にはとても参考になりました。叱るって意味ないそうですよ、みなさん。止めましょう。
もうひとつ救われたところ。「苦労は買ってでもしろ」等の根性論が大嫌いなんですが、度合いに寄りますがストレスがないと人は成長しないことについては同意していて、うまく言語化できずにいたんですが答えがありました。「自分が同意・選択した苦労・困難でのみ人は成長できる」とありました。確かに!ぴったりな表現。すっきりしました。